Things a little bird told me

鳥さんや自然のこと、日々の中で感じたことなどを綴っています。

春の陽気に包まれて 渡る鳥 留まる鳥

 

早朝、霜が降りていたけど

すぐに暖かな陽が差し込んで来て、一気に解けた。

少し風はあったけど、もう冬の陽射しではなくて、

優しく包みこまれるような春の陽射し。

ちょっと力が湧いてくるような、新しい生活が始まるような感じ。

 

 

 

ヤマガラの群れがやって来た。

これまでの「ビービー」の地鳴きではなくて、

「ツーツーピー、ツーツーピー」と枝にとまって囀っていた。

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続いてエナガも登場。

いつ見てもコロコロしてて可愛い。

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小さくて可愛いオオイヌフグリの花がたくさん咲いていた。

 

 

 

今季、森の同じ場所でずっと縄張りをはっていたオスのルリビタキさん。

留守で不在の時もあったけど、だいたいこの場所に来ると会えた。

この日はジョウビタキのオスが木の実を狙って縄張り内に侵入し、すかさず追い出しにかかっていた。

ヤマガラヒヨドリなんかがやって来ている間は、どこかに避難?してるみたいだけど、同じヒタキ科の侵入者には真っ向勝負するのかな。

 

 

「ここは僕の場所やで」と言わんばかり。勝利を収めたルリビタキさん。

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ちょっと目に枝の影💦

 

 

 

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枝が頭上でカーブして、アーチになってる。

花でデコってあげたい♪

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ルリビタキのオスの若鳥の羽の色はメスと同じ緑褐色。

長生きできたオスだけ、生後2, 3年で青い羽色に変わるそうです。

3年目よりも4年目の方が青が濃く美しくなるそう。

しかしルリビタキの平均寿命はおよそ3年~4年と言われているそうです。

美しい羽色に変わっても、そんなに長くは生きられないのかと思うと切ない。

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小鳥たちは、その命を一生懸命、ただ前だけ見つめて生きている。

 

 

今日のような日が明日も明後日も続くとは限らなくて。

すごく幸せでも不幸せなわけでもないのだけど、

今日と同じ日が、まるで永遠に続いていくかのように錯覚している。

 

 

人生の選択肢や、日常生活の中で、迷ったり悩んだりする人間を見たら、

「何悩んでる!ただ前に進むだけや!迷ってる時間なんてないねんで!」

って、きっと、小鳥たちに叱られてしまいそうよね。

 

 

 

 to be continued...

 

さよなら、ジョウビタキさん

 

少し寒かった3月の朝、

森に霜が降りた。

 

 

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いつも通り、アオジが出迎えてくれた。

お腹がとても綺麗な山吹色になりました。

もうすぐ北に帰ります。

 

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足環をつけたモズ氏もいつもの縄張りで木の実を食べていた。

小さなハンター。

昆虫や時には小鳥を捉えて食べますが、こういう木の実も食べるなんて知らなかった。

 

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珍しく姿を見せてくれたウグイスさん。

藪の中から鳴き声はよく聞こえてくるのですが、見つけられない💦

 

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2羽のカシラダカがいつも仲良く採餌していた場所に行くと、アオジの群れが占領していて、カシラダカの姿は確認できなかった。

北国に向けて出発してしまったのだろうか?

 

 

 

シロハラが落ち葉の下を熱心に穿り返して採餌している。

面倒くさくなったのかどうだか知らないけど…

 

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苔の塊を一気に持ち上げて

 

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落とした。

 

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苔の下に餌はあったかな?

 

 

 

 

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馬酔木の花が可愛い。

 

 

 

 

ジョウビタキのオスが、お食事中。

ごちそうを前にして、はい、チーズ!

 

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 ヒュ~ン!!!

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おお!カッコいい!

 

 

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たくさんやって来てくれたジョウビタキさん。

この森で会ったのはこの日が最後になった。

昨日、森を訪れた時にはもう雌雄1羽もいなくなっていました。

 

 

 

お嬢様もいつの間にかいなくなっていた。

今頃渡りの途中やね。

無事に生まれ故郷に帰りつけますように。

 

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来年もこの森で会えるといいな。

このまま自然が壊されませんように。

 

  

 

 

 

 

 

真夏の夜の鳥たち

 

暑い夏の夜、 いつもの場所で空を見上げていた。

通行人もまばらになった時間帯。

「今日は何羽来てるんやろう?」

じっと上を見上げている私を見て、つられて上を見上げる男性。

「あれ?こんなところに?」という風にスマホを取り出して、写真を撮っていた。

 

 

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「あれ、何なん?」

小学低学年ぐらいの男の子が、お父さんに聞いた。

「ああ。ムクドリやろ」

若いお父さんは息子に鳥の名前を教えてあげていた。

確かにこんなところにたくさん集まって来ていたら、ムクドリと思うかもしれない。

 

 

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買い物帰りの女性が上を見上げて、「今日も来てるね」と見つめていた。

きっと毎日、買い物帰りに見上げているのだろう。

毎年夏になると、巣作りにやって来る。

ここは山や川に近く、巣立った雛と親鳥たちが毎晩羽を休めにやってくる。

商店街の人達は皆、毎年やって来る彼らを大事にしているらしい。

 

 

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「ああ、嫌やねえ。まだおるわ。」

 

「あ~ここ通るの嫌や」

「え~、そうなん?」

 

 

 

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想う人、嫌う人、それぞれの事情、それぞれの想い。

色々な想いを見つめて。

 

 

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今年もこの街にやって来てくれるだろうか。

 

 

 

 

9月の半ば、暑さが落ち着いた頃。

数百羽だった群れが、約10羽まで減った。

小さな女の子がお母さんと手をつなぎ、上を見上げていた。

「ツバメさん、だいぶ減ったやろ?もうすぐいなくなるで」

お店の中から店主が出て来て、女の子に声をかけた。

「この子らは今年生まれた子供らや。まだ南へ渡って行く勇気と体力がないんや」

 

 

 

「でもあともうちょっとや。もうすぐ皆飛んでいく。また来年やな」

 

 

 

 

 

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きっと今年もやって来てくれる。

巣立った可愛い子供たちと一緒にここで羽を休めにやって来てくれる。