Things a little bird told me

街中の鳥さんのこと、日常の出来事などを綴っています。

生野銀山

 

前回の続きです。

道の駅を出発して生野銀山にやって来ました。

 

兵庫県朝来市生野町にある生野銀山は、807年に開坑したとも言われており、約1200年の歴史のある鉱山です。

1542年、但馬国守護大名、山名祐豊の時に銀の採掘が本格的に始まりました。

当時の銀山日記に「銀の出ること土砂のごとし」と記されているそうです。

島根県世界遺産でもある有名な石見銀山とともに当時は重要な鉱山であったようです。

 

 

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江戸時代に、幕府の直轄鉱山として栄え、明治時代には日本初の官営鉱山となりました。この頃、フランス人技師のジャン・フランシスク・コワニエにより、火薬発破や機械による採掘等先進技術を導入し近代化が進められたそうです。

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石造りの坑口も、コワニエの考案によるフランス式のものだそうです。

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中に入るとひんやりしていて真夏に来ると良い避暑地になります。

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各所にマネキンの「銀山ボーイズ」を使って当時の作業風景を再現し丁寧に説明書きされています。

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作業が近代化される前は人の手で掘られていました。気が遠くなるような作業です。

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天井に沿ってこのような穴がたくさんあります。狭い空間でノミだけで掘り進めていたそうです。

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苔がびっしりついていますが、坑道内の重要な換気口だったようです。

 

 

 

 

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小学校の卒業記念ワイン。

私はタイムカプセルよりこっちの方が嬉しいです。

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どんどん奥へと進みます。

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天井や両サイドを補強してあるところもありますが、岩壁のままのところもあります。

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奥へと進むにつれ近代化された採掘方法へと変わって行きます。

ここでは火薬発破で壁を破壊し、鉱石を井戸に落とす方法を紹介しています。

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落ちて来た鉱石をトロッコの荷台に乗せ運びます。

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採掘は下から上に向かって掘り進められていたようです。

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サンドスライム充填採掘法では、採掘した石を選別して、鉱石と不要な石とに分け、不要な石や砂を固めて足場にし、上へと掘り進めていたそうです。

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固い岩壁はダイナマイトで一気に破壊します。

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シュリンケージ採掘法では、ダイナマイトで固い岩壁を破壊する採掘方法。

鉱脈はとても大きな岩壁で大きいものは1kmにもなったそうで、

ダイナマイトで一気に破壊して鉱石を取り出していたようです。

シュリンケージとは地下から噴き出した鉱脈のことを言うそうです。

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岩盤が軟弱なところは支柱に木材を使用し補強されてます。

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秀吉がここへ来た時にこの水を飲み、とても美味しかったのでこの水で茶をたてたとか。

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今は飲むことはできません。

 

 

 

坑道の一番奥には巨大な巻揚機と言う機械がありました。これで約730mの深さから鉱石を地上に運んでいたのでしょうか。

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地上までかなり長い距離です。

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巻揚機の近くにロープケージと言われるエレベーターがありました。朝夕の坑内員の移動や、資材や鉱石を運ぶのにも使われていたそうです。

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こちらのトロッコ列車も坑内員の入隊坑に使われていたそうです。

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生野銀山は、1973年3月22日に資源減少による鉱石の品質悪化、坑道延長による採掘コストの増加により閉山となりました。坑道内見学可能範囲は約1kmですが、総延長は350km、地下880mの大鉱山です。