森で出会った鳥さんたちです。
探鳥に人気の公園がそれ程遠くない所にいくつもあるのですが、
自然に近い状態で放置されているこの場所が好きで、来てしまう。
ただ、ここも最近は変わって来ているよう。
いつも同じ場所にいる、ジョウビタキのオス。
今季、ジョウビタキさんもたくさんこの森に越冬に来ています。
今年の冬は暖冬ということもあり、餌が豊富なんだろうな。
今季、ここをどうやら気に入ってくれたルリビタキのオス。
逆光や~、と思ってカメラに視線を移した数秒の間。
見上げたらもういなくなっていた。
アオジのオス。
茂みの中の餌を食べつくしたのか、よく姿を現すようになった。
年明けからシロハラも一気に増えた。
但しここのシロハラさんはシャイなので、あまり姿を見せてくれない。
至る所にアオジ。
「バァ~!」
「食後のハミガキだよ~ん」
「あ~スッキリ♡」
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学名:Emberiza spodocephala
英名:Black-faced bunting
体長は約16㎝。北海道や本州中部以北で繁殖し、冬は中部以西で越冬。
名前につけられた青は、青葉などと同じ昔の緑色の意。体は濃緑~山吹色。
ルリビタキのところに行ってみると、ちょうどヒヨドリの群れが、
ペチャクチャ賑やかにお喋りしながらやって来ていた。
木の実をつまんだり水を飲んだりして、去った後しばらくして、
「カカカカカッ」という小さな鳴き声。
ヒヨドリの群れが滞在していた間どこかで待っていたのか、
いつもの枝に戻って来た。
ここは日があまり当たらず、日陰になっている時間が多い。
派手な青色の体を外敵から隠せるからこの場所を選んだのかな?
ふと目を離した隙にいなくなり、また現れる。
人をあまり恐れない、不思議な青い鳥。
会いたいと思って会いに行くと会えない。
幸せの青い鳥は、望んでも出て来ない。
でも、実は
ジョウビタキのメスもたくさん。
いつものお嬢様とは違う子。
草むらで、「カカカカカッ」と鳴きながら食事中だった別のお嬢様。
しばらくすると枝にとまり、姿を見ることができた。
お嬢様たちに見送られて、森を後にした。