4月、5月頃に山を歩いていると、
ヤブサメの「シシシシシシシ」という声が聞こえてくる。
この囀り声で鳴いている時は藪の中なので、絶対に見つけられない。
採餌している姿を何度か見つけたことがあるけど、
暗い場所を群れでちょこちょこと歩いているので見つけにくい。
とても小さな鳥さんで、こんなに小さな体で海を渡ってやって来るなんて、
ちょっと信じがたい。
こんな小さな体のどこにそんなパワーが秘められているのだろう?
チッチッチッという声が聞こえて来て、
しばらく待っていると小鳥の群れがちょこちょこ歩きながら現れた。
本当に小さい!
おまけに保護色で目を離したら見つけられなくなる。
群れの中には黄色い嘴の幼鳥もいた。
とても可愛い!(撮れなかった)
親鳥が小さな虫を捕まえた。
このあと群れは茂みに入って行った。
小さくて可愛い渡り鳥さんとの出会いでした。
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スズメ目ウグイス科
学名:Urosphena squameiceps
英名:Asian Stubtail
体長約11cm。夏鳥として北海道から九州まで飛来する。冬は東南アジアに渡って越冬する。体が小さく、尾が短い。雌雄同色。上面は茶褐色、淡褐色の眉斑と黒褐色の過眼線がある。下面は淡褐色。藪の中を歩き回り、昆虫等を食べる。高音で「シシシシシ」と囀る声が、藪に小雨が降っているように聞こえるため、ヤブサメ(藪雨、藪鮫)と呼ばれるようになった。
途中で咲いていた紫陽花!
下山していると、カメラを持った方と出会った。
この山が好きでよく隣県から登りに来られているそう。
この山の自然の素晴らしさなんかを語って下さった。
「若い人は本当に山のことを知らなさすぎる」
「この山のことをもっと知ってもらいたい」
自然散策や、暮らしている地元の街の景色等を撮って日々思うことを
ブログで発信しているそうだ。
最初は離れて暮らす息子さんに何か始めたら?と言われて書き始めたんですって。
毎日更新することで「元気にやってる」というメッセージにもなっているとのこと。
離れていても、思ってくれている人がいるって素敵なことだな。
彼、彼女、夫婦、親子、兄妹、友達。
誰かが自分のことを思っていてくれているんだと感じられると凄く心強い。
誰か1人でも思う相手がいると強くなれる。
本日も御覧下さり、有難うございました!