多くの鳥たちが今年の子育てを終えたようで、
山に入ると一際賑やかだった、オオルリさんの声も聞かれなくなり、
どこで残暑を過ごしているのか、カラガラさんの集団も見かけない。
寂しくなった森の中、時々出会う小鳥さんたちは皆、単独行動が多かった。
チヨチヨと囀りながら現れたのは、1羽のセンダイムシクイさん。
葉の裏にいる虫を探しながら、枝から枝へと移動して行った。
ちょこちょこと顔を見せてくれるコゲラさん。
丈夫な足でスルスルスルっと枝を登って行く。
ぶさかわヤマガラさんもひょっこり現れた。
渓流沿いを歩いていると、メスのオオルリさんが飛んできた。
水浴びにやって来たようで、傍にぴったりともう1羽オオルリさんがついて来ていた。
母と娘かな?
一緒にやって来たのは、多分メスのオオルリ幼鳥さんかな?
渓流沿い遠くに姿を見せたのは…
半分青い、オスのオオルリさんの幼鳥でした。
オオルリのオスの幼鳥は、最初はメスと同じような色合いをしていますが、尾羽、翼から徐々に青くなっていくとのこと。
成鳥の鮮やかな青い羽になるまでに2、3年かかるそうです。
来年の春、またここで元気な姿が見られるといいな。