Things a little bird told me

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シベリアからの奇跡。未来への願い。

ずっと行きたかった、

県内にあるコハクチョウの最南端越冬地と言われているところ。

昨季も行こうとずっと頭の片隅にあったけど、行くタイミングを逃していた。

念願叶って今季、やっと訪れることができた。

 

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それから1ヶ月後。

今にも雪が降りそうな2月上旬の寒空の下、

時折吹く強い風に震えながら再び別の池でコハクチョウたちと再会した。

この地域はため池が多く、越冬に訪れるハクチョウたちが

隣接する複数の市や町のため池を行き来して冬を過ごす。

 

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こどもたちの背中の羽、白い成鳥の羽に近づいたかな?

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嘴もほんのちょっぴり黄色くなってきてる

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毎年こちらの池にやって来るコハクチョウの見守りをされているという方が、

ここへ飛来して来るコハクチョウについて教えてくれた。

今季の群れの中には、幼鳥3羽と両親の一家の他に、

いつも一緒に寄り添う若いカップル(2羽でよく向かい合ってハート💛を作ってるんだって!見たかったな…)、

1羽ではるばるやって来ただいぶお歳のコハクチョウさん等…がいること。

見守りの方が、「あの子や」って教えて下さるのだが、

私には皆同じ子に見えて区別がつかない。

 

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コハクチョウのアイリングは黄色い。オシャレ~♪

 

渡り鳥のコハクチョウは、越冬の為にシベリアから南下してくる。

まず北海道に集結し、湖面が凍結する頃、

餌を求めて本州の各地へと南下していくそうなのだが、

その多くが本州以北で越冬するらしい。

西日本にやって来るコハクチョウのほとんどは、

琵琶湖や山陰にある大きな湖で越冬する。

 

その中のほんの小さな集団が内陸のため池に飛来するようになったのは、

1980年代頃からなのだそうだ。

それからずっと、毎年やって来てくれる。

遠路はるばるコハクチョウが小さな池にやって来てくれるなんて夢みたい。

なんて奇跡!

 

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羽繕い中。シュークリームみたい…

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顔についた水をプルプルッ

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親子?でパタパタ~

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天使の羽♪

 

⛄⛄⛄

 

見守りの方のお話の中で、気になることがあった。

「今日はバルーンを上げてないから安心や」と言うような話を何度かされていた。

「バルーン」が何のことかわからずに、その時は聞き流していたけど、

(田んぼの鳥よけとか…新装開店とか(笑)…何かのお祝い事で風船を飛ばしてるのかと思ってた)

帰宅してから気になって調べてみた。

 

熱気球で町おこしをしているようで(知らんかったわ…)

秋から春の気流の安定した時期、風が穏やかな日に熱気球を上げているらしいのだ。

気球が上がる日は、気球に送り込む空気を熱するバーナーの音で、

水鳥たちは皆、怯えて逃げていくらしいのだ。

 

コハクチョウとの共存を目指し、

できる限りコハクチョウの飛来する池に向けて飛ばさない等対応しているようなのだが…。

 

遠路はるばるコハクチョウがこの地までやって来てくれる、

それだけの豊かな自然がこの地に残っているということを、

とても嬉しく思っていたのに…残念な気持ちになった。

 

当然、皆が皆、コハクチョウを守ろうという考えであるわけでは無いのだろうが。

せめて、越冬のためにここで滞在している冬の間だけ、

ハクチョウやカモたちが安心して過ごせるよう、

熱気球を飛ばさないという方向で検討頂けないものだろうか? 

 

 

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この自然が、来年もその先の未来もずっと保たれていくことを、願いたい。

コハクチョウたちが舞い降りる奇跡が、来年もその先もずっと続いていくことを、願いたい。