Things a little bird told me

出会った野鳥や自然のことを中心に綴っています。

ツバメっ子

今年も3月中旬頃から夏鳥の先陣を切って、ツバメたちが到着していた。

北西の季節風が和らぎ、追い風になる南寄りの風に乗って、

渡り鳥たちは日本にやって来るそう。

海岸線を辿り、内陸に入ると川沿いに北上してくる。

3月、川に行くと複数のツバメが上空で

飛びながら虫を捕らえているのを見ることができる。

その姿は、南の国から1羽ずつ目的地を目指して飛んでくるツバメたちが、

無事に到着し、仲間との再会を喜んでいるようにも見えるんだ。

 

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6月のある日、電線に少し間隔を空けてとまっていた3羽の巣立ち雛たちがいた。

親鳥が近くの空をスイスイ~っと飛んで虫を捕らえて、

順番に雛ちゃんたちの口に運んでいた。

電線から親鳥の姿を目で追って、親鳥が近づいてきたら皆一斉に「ジャージャー」と、

大きな口を開けて「ちょうだ~い!」と、アピール。

電線から身を乗り出すように精一杯アピールする姿がとても可愛い。

 

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ツバメは産卵すると約2週間、親鳥が温め、孵化すると約3週間で巣立ちとなる。

巣立ち雛は飛ぶ力が弱く、数日間は巣の近くの電線などにとまって親から餌をもらう。

やがて親ツバメは飛びながら雛に餌を与えることで、空中での採餌方法を教えていく。

親鳥の近くで塒をとっていた雛たちは、

巣立ちから約2週間で自立し集団塒に移動する。

 

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親鳥に比べると雛ちゃんたちの顔の赤みは薄くて尾羽はまだ短い。

今年生まれた雛たちが、生き残って翌年日本に帰って来る数は

1割程度だとも言われている。

巣立っても厳しい自然を生きて行くには、

飛翔能力、採餌能力に優れていないといけない。

 

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親鳥が帰ってくるのを見て、アピール。

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電線には止まらず、空中で雛ちゃんに給餌して…

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給餌が終わったらそのまままた、大空へ。

 

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ツバメは巣を再利用する 

近所のお店で、毎年巣を作っていたツバメさんが昨年から来なくなった。

巣は毎年新しく作るものだと思われていたそうで、

毎年巣を撤去していたそうなのだが、

そこへ昨年、巣を作りやすいように巣台を設置してあげたそう。

ところがそれからツバメが来なくなった。

ツバメは、お店の看板の裏に巣を作っていたのだけど、取り付けられた巣台が、看板より少し下に設置されていて、外から台がギリギリ見えていたのだ。

「この巣台に巣を作ったら、外から子育てしているのが敵にバレバレだ…」

恐らくそんな訳で、別の巣作り候補地を探しに行ったのではないだろうか…。

それから、ツバメは渡って来て、パートナーと出会うとすぐに子育てを始めたいので、

昨年の巣を使うことがよくあるそう。巣はできれば残しておいてあげたい。 

 

 

それでは、素敵な一日をお過ごし下さい。