カイツブリが子育てをしていた8月下旬の池には、
15~20羽のツバメが池の上空をス~イスイと飛んでいた。
その中には3羽の幼鳥がいる家族も含まれていて、
親鳥が飛びながら空中で幼鳥に餌を与えていた。
巣立ちして数日経つと、親鳥が餌を運んで来るのを電線で待っていた幼鳥たちは、
餌をもらいに親鳥を追いかけて行くようになる。
こうして飛翔の技術を自然に身に着けて行く。
空中給餌の様子は撮れなかったけど💦
なんとかフレーム内に入ったツバメさんは幼鳥さんばかりだった。
飛んでいるツバメさんの足は、お腹にしまわれていることが多いのだけど、
この幼鳥さんたちはまだ慣れていないのか、怖いのか?
足がお腹の中に完全にしまわれずに飛んでいた(笑)
この日は暑かったから。
口を開けっぱなしで飛んでいる幼鳥さんがいた(ちょっと見辛いな💦)。
足をしまい忘れてま~す。
自由に空を飛び回る姿は、生き生きとしていて、
巣にいた時の可愛らしい表情からキリッと引き締まった表情へと変化していました。
🐤🐤🐤
近所で最後に巣立った子(8月上旬)。
親鳥2羽と巣立ち後の幼鳥さん。
今年はコロナで外出自粛していたせいもあって、
ツバメの写真をあまり撮りませんでした。
春先に到着して河川に集まって飛んでいる姿や、田んぼで巣材を集めている姿を見に行きたかったのだけど…。
🐤🐤🐤
私がバードウォッチングを始めたきっかけは、ツバメ。
民家の軒先に作られたツバメの巣。
雌雄交替で卵を温め、一つ目の卵が割れた時、
両親が共に巣の縁に止まり、「生まれた!」というふうに互いに顔を見合わせ、
雛に話しかけたり、大はしゃぎで巣の周りを興奮気味に飛び回ったり…。
そんな野生の鳥であるツバメの姿を見て、もっと野鳥のことを知りたい、色んな表情を見たいと思った。
子どもの頃に、文鳥やインコ、犬を飼っていたことがあるので、彼らも喜怒哀楽を表現することは知っていたけど、野生の動物たちもそんな表情をするんだ、と。
ツバメが私におしえてくれたこと。
誰かに知ってもらいたい。
でも逆に皆さんから教えてもらうことの方が多くて。
素敵な野鳥の表情、真っ青な大きな空や海、自然……初めて知った、昆虫たちの可愛い表情!
🐤🐤🐤
巣立ちから約1週間~10日後、親から独立した幼鳥は、
日中は、他のツバメたちと行動したり餌を捕ったりして、
夕方になると葦原に集まって来て塒をとるようになります。
今年もお盆前に、平城宮跡のツバメの塒入りを見に行ってきました。
ピーク時、ここは5~6万のツバメたちが集まってきます。


帰りに、ならファミリーで晩御飯を食べる。
平城宮跡でツバメの塒入りを見た帰りはキムチが美味しい李朝園さんに行くのが毎年の行事になりつつある。



今年のねぐら入りの動画は無いのですが、
2年前のツバメのねぐら入りの動画をご紹介します。
(興味のある方は👇)
この時は8月下旬に見に行っていて、数は減少していて約3万羽。
ねぐらの動画はいくつか撮っているけど、この動画が一番好き。
去年の動画とどう違うんだ?って思われるかもしれませんが(笑)
最近は動画はあまり撮らなくなって…。
それより、その一瞬…を撮れるようになりたいのだ(;^_^A
生まれ育った日本を離れ、東南アジアへと移動を始めたツバメたち。
皆さんは今年の夏、街でツバメを見かけましたか?
川の上を飛んでいる姿を見かけたらそのツバメは、
餌を捕りながら、南の国へと旅を始めたツバメかもしれません。
御覧下さりありがとうございました☆
素敵な一日をお過ごしください!