10月になり、日に日に朝晩、肌寒さを感じるようになりました。
夕方の公園に出かけてみると、6、7羽のヒドリガモさんの群れが到着していた。
この時期のカモのオスさんは、エクリプス状態であることが多い。
上の写真のオスさんは、まだ頭頂の羽色がクリーム色では無く、
全体的にメスの羽色に近いですが、肩羽の羽が少しグレーに移行しているのがわかるでしょうか…。
ちなみにオスの綺麗✨な繁殖羽はこれ👇
☆☆☆エクリプスについて☆☆☆
カモはカルガモのように雌雄同色のものもいますが、日本に越冬しにくる渡り鳥のカモは雌雄で色が異なるものが多く、オスの羽色は綺麗な色をしています。
カモは繁殖期に入ると少しずつ換羽が始まり、繁殖後期になると風切羽まで一斉に抜けてしまい一時期飛べない状態になってしまうそうです。この時期は天敵に襲われやすくなるので、オスの羽は目立たないメスと同じような地味な色になります。これをエクリプス(光沢を失う)と言うそうです。
日本に越冬にやってくる頃にはカモの羽は繁殖羽への換羽が始まっているそうですが、この時期に渡って来ているオスはエクリプスの状態のままな子も多いそうです。
その為、雌雄の判別が難しいです。
同様に幼鳥の雌雄も成鳥のメスと同じような色をしていますので、幼鳥の雌雄なのか成鳥のメスなのかオスのエクリプスなのか判別が難しいです。
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こちらではまだ夏鳥が旅の途中、羽を休めにやって来ています。
先日ご紹介した鳥さんと同じ鳥さんになりますが…。
でも、同じ子ではない!
1日で抜けることもあるし、2,3日留まっていることもあるかもしれないけど、
入れ替わりで公園にやって来る。
きっと鳥ネットワークがあって、この公園で休息したよ~と、
後からやって来る仲間に目印を残しているのかもしれない。
日本で子育てをした夏鳥さんたちは秋になると山を出て、
公園や河川敷などで餌をとったり休息をしながら、南の国へと目指します。
今年生まれた子どもたちにとっては初めての旅の始まりだ。
元気に南へ渡るんだぞ!そして春になったら、無事に帰って来るんだぞ!
と心の中で声をかけながら、そっと陰から覗いてみる。
2羽のサンコウチョウさんがお互いけん制し合いながら、
ヤマガラさんの群れについて行っていた。
ヤマガラさんはこの日は貯食に忙しそうで、地上に下りることが多かった。
そのせいで後ろからついて来ていたサンコウチョウさんたちも
低空飛行でついて行くことが多く…
👇こんなところにとまってたり
野鳥で有名な場所でもなんでもない、ちょっと緑多めな近所の公園。
秋の渡りのこの時期は、普段見られない鳥さんが公園にやって来る。
素敵な出会いに、ありがとう。
見て下さって、ありがとう。
to be continued...
🐤🐤🐤
季節の変わり目に、なんとなく体調を崩すことが多いのですが、
最近体調が良くないことが多いので、大好きな鳥見は徒歩圏内に限って控えめに。
やっと今月健康診断を受けることになったので、しっかり受けて来ようと思います。
今年はコロナのせいで、健康診断をいつも春に受けていたけど秋に変更になったという方も多いのではないでしょうか?
台風が近づいてますので、どうかお気を付け下さいね。