今年はアトリの当たり年?
今季、鳥さんに会いに行くとよく出会うのは冬鳥のアトリ。
3ヶ月振りに出かけた山へと向かう途中の田んぼでもアトリに出会った。
でも、電線に1羽だけ。
電線の下の田んぼを見るとホオジロが数羽、トコトコ歩きながらごはん探し。
アトリはここへ集団でやって来てホオジロと一緒に食事をしていたに違いない。
気がついたら、仲間は次の現場(?)へと飛び立ち、
仲間と思って食事していた隣のアイツは、ホオジロじゃん!なんて…。
スズメ目アトリ科の冬鳥、アトリは
大きな集団で移動し、採餌し、ねぐらをつくるので、
名前の由来はそんな習性から、「集鳥」とも言われていたそうです。
ですが、この子のように時々、仲間とはぐれてしまったのか、
1羽でポツンと居るところを見かける。
今季初見のマヒワさん
登山途中でまたまたアトリに出会った。
君も1羽なの!?
そこへ同じアトリ科の冬鳥、マヒワが小さな集団でやって来た。
だけどすぐに飛び立った。
ひとりぼっちのアトリも一緒について行くかと思ったけど、
同じアトリ科と言えども寝食を共にしてきた仲間とは違う。
居心地が悪いのか、マヒワの集団に入ることは無かった。
今季初見のシロハラ、初見のアオバト、そして会いたかったのは…
11月初旬の山は紅葉が進んでいる木もあったけど、
まだ緑の葉が見られる木もあった。
空にはスーッと1本の飛行機雲。
朝からいい天気♫
本当は10月に登りたかった山。
会いたい鳥さんがいたんだ…。
わざわざ山まで来なくても会えるのだろうけど、
昨年この山で偶然出会えたあの鳥さんに、
もう一度会いたい!
し~んと静まり返った山を歩く。
時々、鹿の甲高い声が遠くで響く。
崖のすぐ下で4足歩行の何かが歩くようなガサガサという音がするけど、
覗いて確認するのはやめておこう(;^_^A
陽が当たらない山道はとても寒くてマフラーと手袋を持って来れば良かったと後悔。
前方を2,3羽の鳥が横切った。
お久しぶりの冬鳥のシロハラさんだった。
シロハラももうやって来ていた。
今度は突然頭上で、バサバサッと大き目の鳥が2羽飛んだ。
「オーーーアオー」と鳴いた。
アオバトの声だ!
こんな山の中でとても嬉しい出会い。
しばらく山道を進む。
途中パカっと視界が開ける場所がある。
崖の向こう、カラスザンショウが群生しているところ!
ここで去年偶然出会ったムギマキに会える!!!はずだったけど…。
やっぱり来るのが遅すぎたみたい😞
日本より北で繁殖し、日本より南で越冬する旅鳥、ムギマキに出会えるのは、
渡りの時期に日本を縦断するこの時だけ。
秋の麦撒きの時期に見られることからこの名前がつけられた。
しばらく待ってみようかと思ったけど、
立ち止まっていると寒すぎて10分でギブアップ。
後ろ髪を引かれながら、下山した。
昨年のストックから…
初めましてのニュウナイスズメさん
下山して田んぼの傍を歩いていると、しきりに囀る小鳥。
スズメの声…とはちょっと違うようだけど、田んぼの方から聞こえる。
どこにいるんだろう?と辺りを見回していると、
その小鳥が突然飛び出して来て、電線にとまった。
スズメ?ではない。
スズメとホオジロの雑種?
いやいや!ちゃうちゃう!(ちゃうんちゃうん…)
雑種はカモさんだけにして下さ~い!
1羽でいて、周りをキョロキョロ。
また仲間とはぐれてしまった迷子さんか?
メスのニュウナイスズメさん。スズメのような黒斑が頬に無い
帰宅してから調べてみたら、初めましてのメスのニュウナイスズメさん。
ニュウナイスズメと言えば、あずき色の頭…と思い込んでいた。
でもスズメと違って、ニュウナイスズメは雌雄の羽色が異なり、
あずき色の頭はオス。メスは全体的に灰褐色で眉斑があるそうなのだ。
そして、スズメとニュウナイスズメの違いは、頬の黒い眉斑の有無!
会いたかったムギマキには会えなかったけど、
久し振りに山に登って、綺麗な紅葉が見られたこと、
初めましての鳥たちに出会えたこと、
自然の中を歩いて新鮮な空気が思いっきり吸えたことで、リフレッシュできた(^^)
🐤🐤🐤
コロナ感染がまた広がって来ていて心配です。
ウイルスのせいで普段の生活が変わってしまったり、我慢を強いられていたり。
諦めなければならないこと、手放さなければならないことがあったり…。
つい最近、私の周りでも「諦めなければならないこと」がありました。
気持ちが塞ぎ込んでしまったり、心がしんどかったり、
なかなか前向きになれなかったりする時期だけど、
それでも日常はノンストップで続いていくから、
ウイルスに負けずに日々生活していきたい。
今日一日、皆さまにとって素敵な日となりますように☆☆☆