久し振りに大好きな森へ。
到着してすぐに「ヒッヒッヒッ」の声が聞こえてきた。
草むらの中からは「チッチッ」の声が聞こえてくる。
ここにも冬鳥たちがたくさんやって来ている。
足取り軽く、ワクワクしながら森の中へ。
少し手がかじかむ12月上旬の朝の森。
まだ冬将軍が到着してなかった頃だったけど、
陽の当らない場所は凍えるほど寒い。
歩きながらどこからともなく「チッチッ」という声がたくさん。
草むらの中で餌を探していて姿は見えないけど、
時々ふわっと木の枝に飛び上がる。
一瞬だけメスのアオジさんが姿を見せた。
こちらに気付いて、キョロキョロ。
すぐにまた草むらに飛び込んだ。
夏は、北海道などの日本の北の方で繁殖して、
暖かく餌の採れる場所で冬を越すために移動してきたアオジたち。
自由に日本の南北を移動できるなんて羨ましい。
「チッチッ」という地鳴きの声しか知らない。
オスのアオジさんは、夏、どんな美しい歌を歌うんだろ?
いつも何度でも、一番会いたい冬鳥は…
歩いていると、草むらの中から「チッチッ」と一段と小さな地鳴きが聞こえて来た。
アオジよりも遠慮がちな小さく弾けるような声がする。
草むらに身を隠すように低くしゃがんでじっと待ってみる。
一瞬でも草の影から姿が見られるか、去って行ってしまうか。
「チッチッ」の声が遠ざかっていったら、それまで。
ドキドキしながら待つ。
…しばらくすると、フワッと1羽の小さな小鳥が木の枝に上がるのが見えた瞬間、
心が躍った!
いつも何度でも会いたい冬鳥は、
赤いあの子でもなく、青いあの子でもなく、
エレガンスでファンキーな頭の彼、ミヤマホオジロさん!
やったー!今年もやって来てくれた!嬉しい!!!
サッと飛び立ったと思ったら、正面の枝にとまった。
採餌の合間に休憩しているように見えた。
小さな群れで森の中を移動しながら採餌していたみたいで、
このあと、草むらの中にまた消えて行った。
🐤🐤🐤
📝ミヤマホオジロ(深山頬白)
学名:Emberiza elegans
英名:Yellow-throated bunting
体長約15.5㎝。オスの特徴として嘴基部から後頭部にかけて黒い過眼線がある。
眉斑と喉元が鮮やかな黄色。冠羽は黒い。胸部に逆三角形の黒い斑紋がある。
メスの過眼線は茶色く、眉斑と喉元は淡い黄色。近縁種のカシラダカに似る。
夏はロシア、中国、朝鮮などで繁殖し、冬に日本や台湾等に飛来し越冬する。
日本では秋、冬の低山や林等で見られる。
学名のEmberizaは「ホオジロ科」の鳥類のこと。elegansは「優雅な」という意味。
和名の深山には、昔は一部の地域にしかいない鳥だと思われていたことから、
遠隔の地という意味を含んでいる。(※Wikipedia等引用)
🐤🐤🐤
オスのホオジロさんの過眼線も黒くてカッコイイ。
ミヤマホオジロとホオジロの群れは全く別の場所で採餌していた。
to be continued…
今週、こちらは少し寒さが緩むようです。
明日はクリスマスイブですね🎄
今年はおうちでクリスマスを過ごす方が多いのかな。
皆さまにとって、素敵な一日となりますように。
そして素敵なクリスマスをお過ごし下さい☆