日本へは稀な冬鳥としてやってくるアメヒさん。
ヒドリガモの群れにこそっと混ざってやって来ていました。
久し振りの出会いが嬉しかった。
久し振りの出会い☆アメリカヒドリさん
ヒドリガモとは近縁種です。
アメリカヒドリのおでこはクリーム色がかった白色。
目の後方から後頭部にかけてとても綺麗な緑色。
頬はごま塩みたいなグレー。
胸から脇にかけては紫褐色です。
ヒドリガモとのハイブリッドが多く、ヒドリガモとアメヒの中間的な色の子も多くいるそうです。
この目元のグリーンが光があたるととても美しいです。
カモの男の子たちの羽色って本当にオシャレ。
そしてカモたちは皆、仲がいい(^^)
ポツンと1羽違うカラーの子がいてもヒドリガモたちも当たり前のように仲間として受け入れ、一緒にいる。
そんなカモたちが尊いよ。
ところでアメヒさんはいったいどうやって日本にたどり着いたんだろう?
最初は悪天候で飛ばされてやって来た迷鳥なのかと思ってた。
アメリカヒドリ(American Wigeon)は北米の北の方で繁殖し冬は南に渡り
ヒドリガモ(Eurasian Wigeon)はユーラシア大陸の寒帯地域で繁殖し
冬はアジア、アフリカ方面に渡るそうです。
☟ヒドリガモ(オレンジ)とアメリカヒドリ(グリーン)の夏の生息地
夏の分布図を見ると結構お互いの生息地が近い。
秋の渡りの時期に間違ってヒドリガモの群れについて来てしまうことがあるのかもしれない。
因みにアメリカでも稀にアメヒの群れの中にヒドリガモが一緒にいることがあるそう。
アメリカヒドリのことを知りたくて調べていたら
アメリカヒドリの中には極々稀に
頬から首にかけてのごま塩グレーの部分がおでこと同じ白い子がいるらしく
大変珍しく(数百羽に1羽?ぐらい)バードウォッチャーの間では人気なのだそうです。
(一方で理由はよくわからないが、ハンターたちの間で”White-cheeked wigeon”とか”Storm wigeon”と呼ばれ標的にされてしまうらしい…人間ってやつは愚かな生き物だ)
振り返ると ごはんを探すスズメちゃん
振り返ると、スズメたちがごはんを探して足元でピョンピョン跳ねていて
しばらく可愛らしい姿に釘付けになった。
色々な表情を見せてくれてほっこり。
お口の中で植物の種の種皮を剥いていた。
とても器用に食べるね(^^)