山歩きの途中、センダイムシクイさんに出会いました。
枝にとまって「ピヨピヨ」と鳴きながら、キョロキョロ。
その姿が仲間を探しているかのように見えました。
繁殖の時期なので、近くを通りがかった人間に警戒していたのかも…
そのまますぐに立ち去る。
🍃🍃🍃
薄暗い森の中を歩いていると
膝ぐらいの高さの枝にムシクイさんがとまっていた。
視線の先に微かに動く小さなもじゃもじゃがいた。
小さな小さなもじゃもじゃは巣立ち前の雛だった。
巣から落ちてしまったのか
まだ巣立ちには早いように見えた。
しっかり枝を掴んではいるものの
まだ羽もしっかりしていないような
小さな小さな雛だった。
眼を閉じ、親鳥の声のする方に顔を向けていた。
親鳥は心配そうにずっと近くの枝にとまって雛に声をかけ続けていた。
そのまま通り過ぎ、気になり帰りに同じ道を通ってみた。
だけどもう親子の姿は無かった。
雛は自力で巣に戻ることができただろうか。
親鳥が安全な場所へと誘導できただろうか。
親子はどういった決断をしたのだろう。
厳しい自然界の中で迷う時間は無い。
親鳥の助けたいという気持ち。
雛の生きたいという気持ち。
強い気持ちでいればきっと。